ある時、お母さんに連れられて高校生の娘さんが相談に来ました。
その子は
「毎日7時間くらい寝ています。」
「そして休日には10時間ほどは寝ています」
「それでも平日の授業中に、寝てしまい先生に叱られます」
「先日、病院に行くとナルコレプシーかも?と言われたんですけど、どうでしょうか?」
と言う相談でした。
話を聞き進めると、ナルコレプシー特有の、笑うと力が抜けるとか、金縛りにあうとかの症状は、ないと思うし、他の人に指摘された事も無いとの事。
とても、困惑した感じでの相談でした。
病院で薬も処方してしてもらって、それを服用しているけれど、改善が感じられない…と、来院されました。
「私は医者ではなく、また睡眠専門でもないので、この情報だけでは何とも言えません」
「でも、お話を聞く限り一つ思う事があります」
「それは、睡眠不足が関係してるのでは?」
と答えました。
皆さん、これどない思いますか?
7時間も寝てたら大丈夫やろ?と思いがちですが、睡眠に何らかの障害を訴える10代の子供達に、睡眠不足が影響してると感じる場面が、とても多いのです。
本当に今の子供たちは睡眠時間が短いと思います。
不足しているので、休日に「寝だめ」して、それでリズムを崩してまうのです。
この時のお二人にも、後1時間でも2時間でも良いので、平日の睡眠時間を増やすアドバイスをして、施術を開始しました。
今、三か月ほど通院してもらって、授業中に叱られる事も無くなり、気持ち良い学生生活を過ごされています。
不眠症や、いろいろな睡眠障害が、多くの病気につながる事があります。
自律神経失調症、頭痛、パニック障害、耳鳴り、起立性調節障害、起立性低血圧、眼精疲労、まぶたの痙攣、肩こり、片頭痛、緊張型頭痛、群発性頭痛、めまい、認知症、慢性疲労性症候群、体調不良、肌荒れ、息苦しさ、倦怠感など…
眠れない人はもちろん、「寝てるつもり」な方も、スッキリしない時は遠慮なくご相談下さい。
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